韓国の祝日・連休カレンダーと旅行時期の選び方|ソルラル・チュソクの影響に注意【2026年】

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韓国旅行の日程を決めるときに真っ先に確認すべきなのは、「ソルラル(旧正月)」と「チュソク(秋夕)」という2つの名節(ミョンジョル=伝統的な祝祭日)に重なるかどうかです。名節の時期のソウルは、普段とはまるで別の街になります。市場や個人経営の食堂はシャッターを下ろし、高速道路や鉄道は帰省ラッシュで大混雑。一方で、街全体が静かになり、普段は見られない伝統行事に出会えるという一面もあります。しかも韓国の祝日には旧暦ベースのものがあり、ソルラルとチュソクの日付は毎年変わります。この記事では、韓国の祝日・連休の基本、公式発表にもとづく2026年・2027年の名節の日程、名節が旅行に与える影響、そして季節ごとの旅行時期の選び方までを、2026年7月時点の情報で一通り整理します。各施設の営業状況などの変動項目は、記事内の各所で公式の確認先もあわせてご案内します。
韓国の祝日の基本:旧暦ベースの祝日は毎年日付が変わる
まず押さえておきたいのが、韓国の祝日には「新暦(毎年同じ日付)」のものと「旧暦(毎年日付が変わる)」のものが混在しているという点です。日本の祝日はすべて新暦ベースなので、ここが最初の落とし穴になります。祝日の全体像は韓国観光公社の公式サイト「祝祭日」ページ(日本語)で確認できます。
| 区分 | 代表的な祝日 | 日付の決まり方 |
|---|---|---|
| 新暦ベース | 新正月(1月1日)、三一節(3月1日)、子どもの日(5月5日)、顕忠日(6月6日)、光復節(8月15日)、開天節(10月3日)、ハングルの日(10月9日)、クリスマス(12月25日) | 毎年同じ日付 |
| 旧暦ベース | ソルラル(旧正月)、釈迦誕生日、チュソク(秋夕) | 毎年日付が変わる(旧暦を新暦に換算するため) |
特に旅行への影響が大きいソルラルとチュソクは、当日を挟んだ前後の日もあわせて連休になるのが基本です。さらに、祝日が週末と重なった場合に平日へ振り替える「代替休日(대체공휴일)」の仕組みもあり、年によって連休の長さが変わります。韓国政府(宇宙航空庁)が毎年発表する翌年のカレンダー基準「月暦要項(월력요항)」でも、ソルラル・チュソクの連休と代替休日を含めた祝日構成が公示されています(2026年月暦要項の発表(韓国語)/2027年月暦要項の発表(韓国語))。
公式発表にもとづく2026年・2027年のソルラル・チュソク
上記の月暦要項によると、2026年・2027年の名節の日程は次のとおり公示されています。これから旅行を計画する方に特に関係するのは、2026年のチュソクと、2027年のソルラル・チュソクです。
| 名節 | 当日 | 祝日としての連休 |
|---|---|---|
| 2026年 ソルラル | 2月17日(火) | 2月16日〜18日(前後の土日を含むと2月14日〜18日) |
| 2026年 チュソク | 9月25日(金) | 9月24日〜26日(続く日曜を含むと9月27日まで) |
| 2027年 ソルラル | 2月7日(日) | 2月6日〜9日(当日が日曜のため代替休日を含む) |
| 2027年 チュソク | 9月15日(水) | 9月14日〜16日 |
なお韓国では、政府の決定で臨時の休日が追加されて連休が延びる年もあります。日程を最終確定する前に、韓国観光公社の祝祭日案内など公式の最新情報をもう一度確認しておくと安心です。
ソルラルとチュソク:韓国最大の名節が旅行に与える影響
ソルラル(旧正月)とチュソク(秋夕)は、韓国で最も重要な名節です。多くの人が故郷に帰り、家族で祭祀(チェサ=先祖を供養する儀式)や食事をともにする、日本でいうお正月とお盆を合わせたような期間だとイメージすると分かりやすいと思います(名節の風習は韓国観光公社「韓国の年中行事、ソルナル」(日本語)も参考になります)。旅行者への影響は、大きく次の3つです。
影響1:市場・個人商店・飲食店が休みになりやすい
名節の連休中は、在来市場(広蔵市場や南大門市場のような伝統市場)や個人経営の商店・食堂が休業することが多いです。名節当日前後は「開いている店を探して歩く」状態になりがちで、お目当ての老舗食堂が連休いっぱい休みだった、という声も珍しくありません。市場グルメや路地裏の名店巡りを旅の目的にしている方は、名節との重なりは避けたほうが無難です。個別の市場・店舗の休業日は店ごとに異なるため、訪問予定の店のSNSや公式情報で直前に確認することをおすすめします。
影響2:交通が帰省ラッシュで混雑する
名節期間は「民族大移動」と呼ばれるほどの帰省ラッシュが発生します。実際、韓国政府は名節の時期に「特別交通対策期間」を設けて対応しており、2026年のソルラル連休では期間中に延べ2,700万人超の移動が見込まれると発表されました(大韓民国政策ブリーフィング:ソルラル連休特別交通対策の報道資料(韓国語))。この時期は高速道路の渋滞、KTX(高速鉄道)や高速バスの満席が起こりやすく、ソウルから地方都市への移動を計画している場合は列車の予約が取りにくくなりがちです。同じ対策の一環として鉄道・バスなどの増便が行われる年もありますが、それでも都市間移動を含む旅程は名節を外すほうが安心です。ソウルや釜山など一つの都市に滞在する旅程なら影響は比較的小さめですが、市内の地下鉄・バスも連休中は運行ダイヤが通常と異なる場合があるため、各運営機関の公式案内でご確認ください。
影響3:百貨店・大型施設の休業は「施設ごとに異なる」
一方で、百貨店・大型マート・免税店・テーマパークなどの大型施設は、休業するかどうか、休業するなら何日間かが施設ごとに異なります。名節当日だけ休んで翌日から営業する施設もあれば、連休中も通常営業する観光施設もあります。「名節=全部閉まる」と決めつける必要はありませんが、「どこも開いているだろう」という楽観も禁物です。行きたい施設が決まっているなら、各施設の公式サイトで名節期間の営業案内を個別に確認するのが唯一確実な方法です。景福宮などの古宮には毎週の定期休宮日があるほか、名節連休に合わせて無料開放が実施された年もあります(宮陵遺跡本部の観覧案内(韓国語)/国家遺産庁:チュソク期間の古宮・宗廟無料開放の発表(韓国語))。博物館などの公共施設も名節前後は運営が変わることがあるため、国立中央博物館の日本語公式ページなど各施設の公式案内をご確認ください。
名節期間の旅行はアリかナシか?メリット・デメリット比較
「名節は避けるべき」と言われがちですが、実は一概にそうとも言い切れません。メリットとデメリットを並べて比較してみます。
| 内容 | |
|---|---|
| メリット | ・帰省で人が減り、ソウルなど大都市の中心部が普段より静かになる ・古宮などで名節連休に合わせた無料開放や伝統行事・イベントが行われた年もある(国家遺産庁の発表例。実施の有無は年により異なるため公式発表を確認) ・観光客が集中する定番スポットが比較的すいている場合がある |
| デメリット | ・市場・個人商店・飲食店の休業が多く、食事や買い物の選択肢が狭まる ・都市間の移動は帰省ラッシュと重なり混雑しやすい ・営業状況の下調べに手間がかかる(施設ごとの個別確認が必要) |
まとめると、「ソウル市内でのんびり過ごし、開いている大型施設や伝統行事を楽しむ」旅なら名節期間もアリ、「市場グルメ・個人店巡り・地方都市への移動」が目的ならナシ、というのが本記事の結論です。名節に当たってしまった場合も、営業している施設を軸に旅程を組み直せば十分楽しめます。
日本の連休と韓国の繁忙期が重なる時期に注意
旅行時期の選び方でもう一つ意識したいのが、日本側の連休と韓国側の繁忙期の重なりです。一般論として、需要が集中する時期は航空券やホテルの価格が上がりやすい傾向があります(具体的な価格や上昇幅は路線・時期・予約タイミングによって大きく異なるため、断定はできません)。
- 年末年始:日本の冬休みと韓国の新正月前後が重なり、日韓双方の旅行需要が高まりやすい時期です。
- ゴールデンウィーク(4月末〜5月上旬):日本側の大型連休で訪韓需要が集中しやすい時期。韓国側も5月5日の子どもの日が祝日で、旧暦ベースの釈迦誕生日が5月に入る年も多く、年によっては連休が発生します(各年の構成は月暦要項の公式発表参照)。
- お盆(8月中旬):日本の帰省・旅行シーズン。韓国側も8月15日の光復節があり、夏休みシーズンとも重なります。
- ソルラル・チュソク前後:韓国国内の移動需要がピークになる時期。日本発の航空券への影響は年や路線によりますが、韓国国内の交通・宿泊は混みやすいと考えておくのが無難です。
価格を重視するなら、こうした「両国の需要が重なる時期」を外し、平日発着や連休の谷間を狙うのが定石です。実際の価格は変動が大きいため、航空会社や予約サイトで複数の日程を比較して判断してください。
ベストシーズンの考え方:季節ごとの特徴
最後に、祝日カレンダーとあわせて考えたい「季節」の話です。気候の感じ方には個人差があり、気温や天候は年によって変わるため、ここでは一般的に言われる傾向として整理します。最新の気象情報は出発前に必ずご確認ください。
| 季節 | 一般的に言われる特徴 | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 春(おおよそ4〜5月) | 気候が穏やかで桜などの花も楽しめるとされ、旅行しやすい時期として人気 | 黄砂やPM2.5の飛来が話題になる時期でもある(現地の大気質は韓国環境部・環境公団の公式サイトAirKoreaでリアルタイム確認可能)。GWは混雑・価格上昇に注意 |
| 夏(おおよそ6〜8月) | 夏休みで旅行しやすく、夏ならではのグルメも | 梅雨にあたる時期があり、蒸し暑さや猛暑が続くことも。屋内中心の旅程が組みやすい |
| 秋(おおよそ9〜11月) | 空気が澄み、紅葉も美しいとされる人気シーズン | チュソクと重なる可能性があるため、日程確認は必須(2026年は9月24日〜26日が連休) |
| 冬(おおよそ12〜2月) | 寒さは厳しいが、コスメ・グルメ・チムジルバン(韓国式サウナ)など屋内で楽しむ旅に向くとされる | ソウルの冬は東京より冷え込みが厳しいと言われるため防寒必須。ソルラルと重なる可能性がある(2027年は2月6日〜9日が連休) |
つまり、気候面で人気とされる春・秋はそれぞれGW・チュソクという「混雑要因」を抱えており、「季節の快適さ」と「祝日・連休の重なり」の両方をカレンダーで突き合わせて日程を決めるのが、韓国旅行の時期選びのコツです。
まとめ:要点3行
- ソルラル(旧正月)とチュソク(秋夕)は旧暦ベースで毎年日付が変わる。2026年のチュソクは9月24日〜26日、2027年のソルラルは2月6日〜9日と公示済み。臨時の休日追加もありうるため直前に公式カレンダーで再確認を。
- 名節期間は市場・個人商店・飲食店の休業と帰省ラッシュの混雑に注意。一方、百貨店・大型施設の営業は施設ごとに異なるため個別確認を。
- 春・秋は気候面で人気だがGW・チュソクと重なりうる。「季節」と「日韓双方の連休」をセットで見て時期を選ぶのがコツ。
公式サイトで最新情報を確認
祝日の日付・連休の構成・各施設の営業状況は毎年変わります。旅行の計画時と出発直前の2回、次の公式情報を確認するのがおすすめです。
- 韓国観光公社 公式サイト「祝祭日」(日本語):韓国の祝日・名節の案内。観光全般の情報はトップページから
- 韓国政府「月暦要項」の公式発表(韓国語):翌年の祝日・連休・代替休日の公示
- 外務省 海外安全ホームページ:韓国を含む国・地域別の安全情報・現地事情
- 宮陵遺跡本部(国家遺産庁)観覧案内:景福宮など古宮の観覧時間・休宮日
- 韓国観光公社「鉄道」案内(日本語):KTXの予約方法(KORAIL公式サイト・公式アプリ「KORAIL TALK」など)の案内
- 訪問予定の百貨店・免税店・テーマパーク・博物館など各施設の公式サイト:名節期間の営業・休業案内
※本記事は2026年7月時点の公式発表・公式案内にもとづく情報の整理であり、祝日の日付・連休構成(臨時の休日追加を含む)・各施設の営業状況・交通機関の運行情報は、必ず各公式サイトの最新情報をご確認ください。旅行前のお金の準備については、当ブログの韓国のタックスリファンドや両替に関する記事もあわせてご覧ください。
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