韓国旅行の交通完全ガイド|T-money・地下鉄・バス・タクシー5つの移動手段【2026年】

「韓国の地下鉄やバスって、韓国語ができなくても乗れるの?」――T-moneyカードを1枚用意して、NAVERマップを入れておけば、ソウルの移動はほぼ困らないとされています。初めての旅行者がつまずくポイントはある程度共通しています。この記事では、2026年7月時点の公式情報をもとに、T-moneyカードの買い方から地下鉄・バス・タクシーの乗り方、そして「Googleマップが韓国で使いにくい理由」まで、旅行前に知っておきたい交通の基本を順番に解説します。なお、運賃や払い戻し条件は改定されることがあるため、渡航前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
T-moneyカード|韓国旅行の必需品を最初に用意
T-money(ティーマネー)は、日本のSuicaやICOCAにあたる韓国の交通系ICカードです。地下鉄・バス・タクシーのほか、コンビニでの支払いにも使えます。たとえばソウルの地下鉄では、現金で買う一回券(1,650ウォン)より交通カード利用(1,550ウォン)のほうが1回あたり100ウォン安く設定されており(出典:ソウル市公式サイト(日本語)、2025年6月28日改定・2026年7月時点)、バスの乗り換え割引もT-moneyなどのカード利用が前提のため、到着したらまず1枚作るのが鉄則です。
購入場所とチャージ方法
- 購入場所:仁川空港・金浦空港や市内のコンビニ(GS25・CU・セブンイレブンなど)、地下鉄駅で購入できます。カード代金は3,000~5,000ウォン程度です(出典:韓国観光公社「交通カード」(日本語))
- チャージ:コンビニのレジや地下鉄駅のチャージ機で可能。チャージ機には日本語表示があります。チャージは現金(ウォン)のみで、チャージ上限は50万ウォンです(出典:同上・韓国観光公社「交通カード」)
- 残額の払い戻し:使い切れなかった残額はコンビニなどで払い戻しできますが、手数料がかかり、残額5万ウォンを超える場合はソウル駅のTmoneyタウンでのみ対応となります(出典:同上・韓国観光公社「交通カード」)。手数料額や店舗ごとの上限などの細かい条件は変わることがあるため、最新はT-money公式サイト(韓国語)でご確認ください
残額を空港で慌てて使い切るより、最終日にコンビニの買い物で調整するのが現実的です。なお、外国人旅行者向けには、ソウルの地下鉄・バスが定額で使える「気候同行カード」(観光客向け短期券あり)や、両替機能付きのWOWPASS、アプリ連動型のEZLカードといった選択肢も増えています。特徴の比較は韓国観光公社の交通カード紹介ページ(日本語)が分かりやすいです。
地下鉄の乗り方|ソウルの移動の主役
ソウルの地下鉄は路線網が非常に発達しており、主要観光地のほとんどをカバーします。駅名・案内表示には日本語(または英語)併記が多く、駅番号でも探せるため、韓国語が読めなくても迷いにくいのが特徴です。
乗り方は日本とほぼ同じで、改札でT-moneyをタッチして入場し、降車駅でもタッチして出場します。運賃は距離に応じて加算される仕組みで、基本運賃は交通カードで1,550ウォン(一回券は1,650ウォン)、基本距離10kmを超えると5kmごとに100ウォンずつ加算されます(出典:ソウル市公式サイト(日本語)、2025年6月28日改定)。運賃は近年改定が続いているため、渡航前に公式で最新額を確認してください。
日本の感覚と違うポイントは次の3つです。
- 降りるときもタッチが必要:距離制運賃と乗り換え割引の計算に使われるため、タッチし忘れると正しく精算されないことがあります
- 優先席(老弱者席)には座らない:空いていても高齢者用の席には座らないのが韓国のマナーです
- 駅構内の移動が長い:乗り換え駅では数分歩くことも珍しくないため、乗り換え時間は余裕をもって見積もりましょう
バスの種類と乗り方|色で役割がわかる
ソウルの市内バスは車体の色で系統が分かれているのが特徴です。行き先表示は韓国語中心なので、後述の地図アプリと組み合わせて使うのがおすすめです。運賃は以下の通りです(大人・交通カード基準、出典:ソウル市公式サイト(日本語)、2026年7月時点の掲載額)。
| 色 | 主な役割 | 大人運賃(カード) |
|---|---|---|
| ブルー(幹線) | 市内の主要道路を長距離走る基幹バス | 1,500ウォン |
| グリーン(支線) | 地下鉄駅と住宅街などを結ぶ地域密着型 | 1,500ウォン |
| レッド(広域) | ソウルと郊外都市を結ぶ。運賃は割高 | 3,000ウォン |
| イエロー(循環)ほか | 都心部の循環など短距離路線(マウルバスは1,200ウォン) | 1,400ウォン |
乗車時は前扉から乗ってT-moneyをタッチ、降車時は降車ボタンを押し、後扉付近の端末にもう一度タッチしてから降ります。乗り換え割引は下車時のタッチが必須条件で、下車後30分以内(21時~翌朝7時は1時間以内)の乗り継ぎに適用され、4回の乗り換え(計5回乗車)まで認められます(出典:同上・ソウル市公式サイト)。また、韓国のバスは発車・停車が日本よりきびきびしているので、走行中は手すりをしっかり握るのが安全です。
タクシー|配車アプリ「カカオT」でぼったくり回避
韓国のタクシーは日本より運賃水準が低めで、ソウルの中型タクシーの基本料金は1.6kmまで4,800ウォン、深夜は時間帯により20~40%の割増があります(22~23時・2~4時は20%、23時~2時は40%。出典:ソウル市公式サイト(日本語)、2023年2月1日改定・2026年7月時点の掲載額)。複数人での移動なら地下鉄より安く済む場面もあります。ただし、旅行者が流しのタクシーを拾うと、遠回りや料金交渉といったトラブルの可能性がゼロではありません。そこでおすすめなのが配車アプリ「カカオT(Kakao T)」です。
- 行き先を事前入力するため、言葉が通じなくても目的地を間違えられにくい
- ルートと予想料金が表示され、走行記録も残るため、ぼったくりの抑止になる
- 海外発行クレジットカードのアプリ内登録可否はカードブランドや時期によって状況が変わるため、渡航前に最新状況をご確認ください(運営元:カカオモビリティ公式サイト(韓国語))。カード登録ができない場合も、配車だけアプリで行い、支払いは車内で現金・カードという使い方ができます
流しのタクシーに乗る場合は、メーターが作動しているかを乗車直後に確認し、「料金は交渉制」と言われたら乗らないのが原則です。空港などでの客引きにはついていかず、正規のタクシー乗り場か配車アプリを使いましょう。
地図アプリはNAVERマップかカカオマップの二択
日本で当たり前に使っているGoogleマップは、韓国では徒歩や車のナビ機能が大きく制限されています。韓国では精密地図データの国外持ち出しが制限されてきた経緯があり、Googleマップは経路検索が公共交通中心で、徒歩ナビが実質使えない場面が多いのです。
代わりに使うのが、韓国の2大地図アプリです。
- NAVERマップ:アプリ内設定で日本語表示に対応。徒歩・公共交通の経路検索が正確で、旅行者の定番。バスの到着時刻もリアルタイムで確認できます
- カカオマップ:地元利用者が多く、バス路線の見やすさに定評。カカオTとの相性も良好。ただし表示は韓国語・英語が中心で日本語には非対応のため、初めての方はまずNAVERマップがおすすめです
店名や住所は日本語・英語で検索できないことがあるため、行きたい場所の韓国語名称をメモしておくか、日本にいるうちにアプリ内で「お気に入り保存」しておくと当日スムーズです。
短期滞在なら「気候同行カード」観光券も選択肢|2026年9月に制度改編
ソウル市は、市内の地下鉄やソウル市内バスが乗り放題になる「気候同行カード(Climate Card)」を運営しています。旅行者向けには1日券(5,000ウォン)・2日券(8,000ウォン)・3日券(10,000ウォン)・5日券(15,000ウォン)の短期観光券が用意されており、ソウル観光プラザや明洞の観光情報センター、地下鉄1〜9号線の顧客安全室、駅近くのコンビニなどで購入できるとされています(2026年7月時点)。
T-moneyとの使い分けの目安はシンプルで、地下鉄・バスに1日に何度も乗る日程なら観光券が有利になりやすく、乗車回数が少なめでコンビニ支払いにも使いたいならT-moneyが便利、という関係です。ただし気候同行カードはソウル市外の一部区間などで利用できない場合があるため、購入前に公式案内で対象範囲の確認をおすすめします。
なお、2026年9月1日に制度が「気候同行カードプラス」へ再編される予定で、従来の30日券タイプは2026年8月末で終了とされています。最新の券種や料金は、ソウル市の公式発表をご確認ください。
まとめ|準備はT-moneyと地図アプリの2つだけ
韓国の交通は、仕組みさえ知っていれば日本の都市部とほとんど同じ感覚で使えます。旅行前の準備は「T-moneyを買う(現地到着後すぐ)」「NAVERマップを入れておく」の2つで十分です。
この記事の要点3行
- 到着したらまずT-moneyカードを購入(3,000~5,000ウォン程度)。チャージは現金のみ、残額払い戻しは手数料あり
- 地下鉄・バスは乗るときも降りるときもタッチ。バスは色で系統がわかり、乗り換え割引は下車時タッチとカード利用が条件
- タクシーはカカオTで配車すればぼったくり回避。地図はGoogleマップではなくNAVERマップ(日本語対応)を使う
運賃・払い戻し条件・アプリの仕様は変更されることがあります。最新情報はT-money公式サイト(韓国語)、ソウル市公式サイト(日本語)、韓国観光公社公式サイト「VISITKOREA」(日本語)で、渡航前に必ずご確認ください。
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