韓国のコンセントは220V・60Hz、日本は100V|変換プラグだけで足りるか変圧器まで要るかは、ACアダプタの印字で決まります

韓国のコンセントは220V・60Hz、日本は100V
韓国
変圧器が要るかどうかは、アダプタの印字で決まります
くらしとお金ラボ

韓国旅行の持ち物で、毎回きれいに片づかないのが電源まわりです。変換プラグは要るらしい。では変圧器は。ホテルにあるのか。挿して壊れたらどうするのか。

結論から言うと、韓国に持っていく機器のうち変圧器が必要になるのは「日本の100ボルト専用」の機器だけです。スマートフォンやノートパソコンのように、ACアダプタが幅広い電圧を受け付けるものは、形を合わせる変換プラグだけで動きます。判断はアダプタの側面や裏面に印字された入力電圧の範囲を一行読むだけで済みます。

そしてこの話の土台になっている数字は、両国とも法令で決まっています。

韓国と日本の標準電圧カード 韓国の標準電圧が220ボルト・標準周波数60ヘルツ、日本の標準電圧が100ボルトであることを示すカード 法令で定められた標準電圧 韓国 220V / 日本 100V 韓国の標準周波数は60ヘルツ

1. 数字そのものは、両国とも法令に書いてあります

韓国側の根拠は「電気事業法施行規則」の別表3です。表題は「標準電圧・標準周波数および許容誤差」で、2025年10月1日の改正版が現行です。ここに標準電圧として110ボルト、220ボルト、380ボルトが並び、220ボルトの許容誤差は220ボルトの上下22ボルト以内と定められています。標準周波数は60ヘルツで、許容誤差は上下0.2ヘルツ以内です。

日本側は「電気事業法施行規則」第38条です。標準電圧百ボルトに対して維持すべき値は百一ボルトの上下六ボルトを超えない値、標準電圧二百ボルトに対しては二百二ボルトの上下二十ボルトを超えない値とされています。周波数については同条第2項が「その者が供給する電気の標準周波数に等しい値」と定めるだけで、具体の数値は事業者ごとの標準周波数に委ねられています。

つまり、日本の家庭で当たり前に来ている電気と、韓国の壁から出てくる電気は、法令の段階からおよそ2倍違います。この差をどう埋めるかが、持ち物の話の全部です。

2. 差込口の形は、そもそも挿さりません

電圧の前に、物理的に挿さらないという問題があります。

日本の差込口は平たい板状の刃が2枚のかたちです。韓国で一般的なのは丸いピンが2本並んだかたちで、日本のプラグはそのままでは入りません。ここを埋めるのが変換プラグで、これは形を変えるだけの部品です。電圧は一切変えません。

ここが混乱しやすいところです。変換プラグを買ったから電圧の問題も片づいた、と受け取ってしまうと、次の項目で足元をすくわれます。

3. 変圧器が要るかどうかは、印字の一行で決まります

手に持っている機器のACアダプタか、機器本体の銘板を見てください。入力電圧の範囲が印字されています。

読み方は単純です。

  • 印字された範囲に100ボルトから220ボルトまでが含まれている → 変換プラグだけで動きます
  • 印字が100ボルトだけ、あるいは日本国内向けの狭い範囲しか書かれていない → そのまま挿すことはできません。変圧器が必要です

スマートフォンの充電器、ノートパソコンのアダプタ、カメラの充電器、モバイルバッテリーの充電器などは、幅の広い入力電圧に対応していることが多く、その場合は変換プラグだけで済みます。手元の機器がどちらなのかは、必ずその機器の印字で確認してください。同じ種類の製品でもモデルによって違います。

出発前に決まる四つの分岐
差込口の形が違う
変換プラグで解決(電圧は変わらない)
印字に220ボルトが入る
変換プラグだけで動く
印字が100ボルト専用
変圧器が必要(挿すと壊れます)
周波数(韓国の標準)
60ヘルツ(上下0.2ヘルツ以内)

4. 引っかかるのは、たいてい熱を出す機器です

100ボルト専用のまま残っていることが多いのは、電気で熱を作る種類の機器です。ヘアアイロン、ヘアドライヤー、電気ケトル、コテ、一部の美容家電。これらは電圧をそのまま熱に変える構造なので、対応電圧の幅を持たせていない製品が今でもあります。

ここで起きる損は、旅先で使えないことだけでは終わりません。使えないうえに機器が壊れ、帰国後に買い直すという二重の出費になります。旅行のために持っていったヘアアイロンが、旅行のあいだに寿命を迎えるかたちです。

逆に言えば、熱を出す機器を持っていかないと決めてしまえば、変圧器そのものが不要になる場合が多い、ということでもあります。宿泊先にドライヤーが備え付けられているかを予約時に確認しておくと、荷物が一つ減ります。

5. 買うときに見るのは3か所です

変換プラグを選ぶときに見る場所を絞ります。

  • 形状:丸いピンが2本のタイプに対応しているか。複数国対応の製品なら、韓国が対応国に入っているか
  • 差込口の数と種類:USBの口がいくつ付いているか。同行者と分け合うなら口数がそのまま待ち時間になります
  • 製品の対応電圧の表示:変換プラグ自体にも耐えられる電圧やワット数の表示があります。変圧器を買う場合は、使う機器の消費電力が製品の対応範囲に入っているかを必ず確認します

製品ごとの対応ワット数はメーカーによって違うため、ここでは具体の数値を挙げません。購入ページの仕様欄と、手元の機器の銘板を突き合わせてください。

形状だけを満たす一例として、CタイプとSEタイプがセットになった海外用の変換プラグがあります。

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出発前にやることは3つ 1
持っていく充電器と電化製品を机に並べる
2
アダプタと銘板の入力電圧の印字を1台ずつ読む
3
100ボルト専用が1台でもあるなら、変圧器を用意するか持参をやめる

6. 現地で調達するという手も、いちおうあります

変換プラグは韓国の空港や街中でも扱いがあります。ただ、到着してから探す時間と、価格を比べられないまま買うことを考えると、出発前に手当てしておくほうが手間は少なくなります。

もう一つ、宿泊先の差込口の数は事前に読めません。ベッドの脇に一つしかない部屋もあります。口数の多い変換プラグを一つ持っていくと、同行者と充電の順番を待つ場面が減ります。

出典と確認時点
この記事は2026年8月16日時点で、韓国の「電気事業法施行規則」別表3(標準電圧・標準周波数および許容誤差/2025年10月1日改正)を韓国・国家法令情報センターの別表APIで、日本の「電気事業法施行規則」第38条をe-Gov法令APIで取得して整理した一般的な内容です。条文の日本語は当ラボによる要約・訳であり、公式訳ではありません。差込口の形状規格の番号、変換プラグや変圧器の製品ごとの対応ワット数、宿泊施設の備品については、本稿では確認していません。ご使用の機器の対応電圧は、必ずその機器の表示とメーカーの案内をご確認ください。法令は改正されることがあります。

要点の確認

  • 韓国の標準電圧は220ボルト(許容誤差は上下22ボルト以内)、標準周波数は60ヘルツ(許容誤差は上下0.2ヘルツ以内)。根拠は電気事業法施行規則の別表3
  • 日本の標準電圧100ボルトで維持すべき値は101ボルトの上下6ボルトを超えない値。根拠は電気事業法施行規則第38条
  • 差込口の形が違うので、まず変換プラグが要る。変換プラグは形を変えるだけで電圧は変えない
  • 変圧器の要否は、機器のACアダプタや銘板の入力電圧の印字で決まる。220ボルトが範囲に入っていれば変換プラグだけで足りる
  • 引っかかりやすいのは熱を作る機器(ヘアアイロン、ドライヤー、ケトルなど)。100ボルト専用のまま残っている製品がある
  • 変換プラグは形状・口数・対応電圧の表示の3点で選ぶ。変圧器は使う機器の消費電力が製品の対応範囲に入るかを確認する

机の上に充電器を並べて、印字を一行ずつ読む。かかるのは数分で、これで買うものが決まります。

電気事業法施行規則の別表は改正されることがあります。標準電圧・標準周波数の改正が確認でき次第、本記事の数値も見直します。

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次の一歩を始めませんか?
いま手元にある充電器を1台、裏返して印字を読んでみるところから。
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