ソウルの水上バス「漢江バス」は片道3,000ウォン|ダムの放流量が増えた日は当日に運航が止まります

ソウルの水上バス漢江バスは片道3,000ウォン、ダムの放流量が増えた日は運航が止まる
韓国旅行
水上バスは片道3,000ウォン、運航は10:20〜19:32
くらしとお金ラボ

ソウルに水上の公共交通ができたと聞いても、遊覧船のような値段なのか、そもそも毎日動いているのかが分からず、行程に組み込みにくいところがあると思います。

運航事業者が公表している料金は、一般の搭乗券が片道3,000ウォンです。運航時間は出発地10時20分から到着地19時32分まで。そして重要なのは、上流のダムの放流量が増えると当日に運航中止の告知が出るという点で、実際に2026年7月だけでも複数回、公式サイトに中断のお知らせが掲載されています。

数字インパクトカード 漢江バスの一般搭乗券が片道3,000ウォンであることを示すカード 運航事業者が公表している一般の搭乗券(片道) 3,000 単位はウォン。子ども1,100・青少年1,800の区分あり

1. 運賃は片道3,000ウォン。子どもと青少年には区分があります

運航事業者の「料金案内」には、券種が3つ示されています。一般搭乗券3,000ウォン子ども搭乗券1,100ウォン(満6歳〜満12歳)青少年搭乗券1,800ウォン(満13歳〜満18歳)です。

ソウルの地下鉄は交通カードで1,550ウォンから、市内バスは1,500ウォンですから、水上バスはその倍前後という位置づけになります。観光船の価格帯ではなく、あくまで公共交通の運賃として設計されているのが分かります。

支払い手段についても記載があります。気候同行カードおよび交通カードでの乗り換えが可能で、地下鉄およびバスとの乗換割引が適用され、首都圏の広域バスも対象とされています。陸の交通から乗り継いで使うことが前提になっているということです。

2. 運航は10時20分から19時32分まで。夜景を待つ使い方はできません

「運航時間」ページに示されているのは、10時20分(出発地)〜19時32分(到着地)という枠です。日が長い季節でも、最終便が着く時刻が19時32分ですから、日没後の川面をゆっくり眺めるという乗り方は現状の時刻では成立しません。夕景を狙うなら、最終便に近い時間帯を選ぶことになります。

なお、便ごとの発着時刻については、公式サイトの当該ページが全体の始発と終着のみを示す形になっており、船着場ごとの時刻表と所要時間が読み取れません。そのため、ここでは具体的な所要時間を書きません。行程に組み込む際は、当日の便の時刻を公式サイトで確認してください。

3. 船着場は8か所。多くは1階にコンビニがあります

「船着場紹介」に掲載されている船着場は8か所です。麻谷、望遠、汝矣島、狎鴎亭、玉水、ソウルの森、纛島、蚕室が並んでいます。汝矣島や蚕室のように、地下鉄の主要駅から歩ける場所が含まれているのが、観光の動線としては使いやすいところです。

施設の案内も出ています。全ての船着場の1階にコンビニがあり、望遠・汝矣島・狎鴎亭・纛島・蚕室には2階に軽食エリア、3階にカフェなどが入っています。一方でソウルの森の船着場は1階の待合スペースのみと記載されており、ここで時間をつぶす前提の行程は組みにくいということになります。

ソウルの体験やチケットをKKdayで探す

※広告(PR)

4. 当日に止まります。2026年7月の告知がそのまま記録に残っています

ここが行程づくりで一番効く部分です。運航事業者の公式サイトには、運航中断と再開のお知らせが日付入りで並んでいます。実際の記載を見ていきます。

2026年7月23日のお知らせでは、上流のパルダンダムの放流量が毎秒3,000立方メートル以上で継続していること、および京畿北部に大雨注意報が発令されたことを理由に、東部・西部の両路線の運航を一時中断すると告知されています。翌7月24日には、7月23日21時30分から放流量が毎秒3,900立方メートル以上で継続しているとして、改めて両路線の中断が告知されました。

同じ7月24日のうちに再開の告知も出ています。13時40分時点で承認放流量が毎秒2,900立方メートルまで減少したため、安全点検を経て運航を再開し、東部路線は15時30分から、西部路線は15時40分からとされています。半日のうちに止まって動き出す、という動き方です。

水位の上昇による部分的な調整もあります。7月21日のお知らせでは、潜水橋を通過できないため110号が狎鴎亭船着場で運航を終了して引き返すこと、蚕室・麻谷発の13時00分と13時20分の便が運航中断となり、14時00分と14時20分の便から再開予定であることが告知されています。7月9日には東部線の中断があり、対象の船着場として蚕室、纛島、狎鴎亭、玉水、ソウルの森が挙げられていました。

誤解のないように書いておくと、これらの数値は実際に告知された個別の実績値であり、「この値を超えたら止まる」という基準として公表されたものではありません。そのため、放流量の数字を自分で調べて判断する、という使い方はできません。出かける前に公式サイトのお知らせを開く、というのが唯一の確認方法になります。

2026年7月に公式サイトへ掲載された告知
7月9日
東部線の運航中断(蚕室・纛島・狎鴎亭・玉水・ソウルの森)
7月21日
水位上昇で一部の便を調整、狎鴎亭で運航終了
7月23日
東部・西部の両路線を一時中断
7月24日
中断ののち、同日15時30分・15時40分から再開

5. 開業から今日までに、1か月の運休を挟んでいます

止まる可能性を見積もるうえで、これまでの経緯も参考になります。ソウル特別市の交通分野サイトに掲載された発表によると、3か月間の市民体験運航を経て、2025年9月18日午前11時の初便から正式運航を開始しました。翌日の発表では、初日の上り・下りの起点である麻谷と蚕室を午前11時に出発した初便がいずれも満席だったと報じられています。

その11日後、2025年9月29日から約1か月間、乗客の乗船を一時中断し、性能の高度化と安定化のための無乗客の試験運航に転換したという発表が出ています。再開は2025年11月1日午前9時の初便からでした。さらに2025年12月30日には、同年11月21日から26日にかけて実施された関係機関の合同点検の結果について、是正事項の履行計画と措置結果を提出したとの発表がありました。

つまり、開業から1年に満たない交通手段であり、天候以外の理由でもまとまった期間の運休が起きています。旅行の主目的に据えるのではなく、動いていたら乗る、という位置づけで行程に入れておくのが無難です。

6. 定期券で乗り放題という案内は、30日券が前提です

運航事業者の「料金案内」には、定期券に関する記載もあります。気候同行カードで地下鉄・バス・公共自転車とともに漢江バスを無制限に利用できる(70,000ウォンの料金プラン、公共自転車を含まない場合は67,000ウォン)という内容です。「オーダーメイド型の料金プラン」については運行予定中と書かれており、まだ始まっていません。

ただし、ここで案内されている料金プランはいずれも30日券の券種です。ソウル特別市の「気候同行カード運営終了FAQ」では、前払いの30日券は2026年8月31日までチャージ可能で9月29日まで利用可能、後払いは9月30日が最終利用日、10月1日に運営終了と日程が示されています。一方で短期券(1・2・3・5・7日券)は継続運営予定とされていますが、短期券には漢江バスが含まれません。

数日間の旅行者にとっては、そもそも30日券を買う場面がほとんどありません。都度払いで片道3,000ウォンを支払うか、交通カードで乗り継いで乗換割引を受けるか、という選択になります。気候同行カードの終了日程と短期券の詳細は別記事で扱っています。

ソウルの現地ツアーや送迎をKlookで探す

※広告(PR)

7. 乗船時の決まりごとも公表されています

運航事業者のサイトには、日本語で乗船時の注意事項が掲載されています。旅客については、定員を超えた乗船を要求する行為船内で飲酒するなど船内の秩序を乱す行為人命救助用の装備やその他の設備を破損する行為操舵室・機関室など船長が指定する旅客立入禁止場所へ許可なく出入りする行為が禁じられています。

事業者側にも義務があります。出航前に、安全上の状況、船内の危険区域への立入禁止、救命設備の操作方法、緊急時の対処要領を、映像の上映または放送で案内すること、そして安全運航のために必要な場合には乗船者全員に救命胴衣を着用させることが定められています。乗ってすぐ案内が流れるのは、この規定に沿った運用です。

問い合わせ先は02-2203-3450で、事務所はソウル特別市松坡区に置かれています。

空振りを避ける3ステップ 1
出かける前に運航事業者のお知らせを開く(中断・再開は当日に告知される)
2
到着が19時32分までに収まる時間帯を選ぶ(夜の便は設定されていない)
3
同じ区間を地下鉄やバスで移動する代案を先に決めておく(止まっても行程が崩れない)

夜に漢江へ出るなら、遊覧船のほうには夜の便が設定されています。漢江の最終クルーズは22時発で、船に乗っている時間は90分です

出典と確認時点
この記事は2026年8月5日時点で、漢江バス公式サイトの「料金案内」「運航時間」「船着場紹介」およびトップページ掲載のお知らせ、ならびにソウル特別市 交通分野サイトの「漢江バスの新着情報」「気候同行カード 運営終了FAQ」の内容を確認して整理した一般的な内容です。記事中の放流量の数値は、公式サイトに掲載された個別の告知に記載された実績値であり、運航可否の基準として公表されたものではありません。運賃・運航時間・運航状況は変わることがあるため、乗船前に公式の案内をご確認ください。

要点の確認

  • 運賃は一般3,000ウォン/子ども1,100ウォン(満6〜12歳)/青少年1,800ウォン(満13〜18歳)
  • 運航時間は出発地10時20分〜到着地19時32分。夜の便は設定されていない
  • 船着場は8か所(麻谷・望遠・汝矣島・狎鴎亭・玉水・ソウルの森・纛島・蚕室)。全船着場の1階にコンビニ
  • 気候同行カード・交通カードで乗換割引が適用され、地下鉄・バス、首都圏の広域バスが対象
  • 2026年7月には9日・21日・23日・24日に運航中断や便の調整の告知が出ている
  • 7月24日は13時40分に放流量が減少したとして、東部15時30分・西部15時40分から再開
  • 2025年9月18日に正式運航開始、9月29日から約1か月は無乗客の試験運航、11月1日に再開
  • 無制限利用の案内は30日券(70,000ウォン/公共自転車なし67,000ウォン)が前提で、その30日券は9月末で終了

出発前にお知らせを一度開く。それだけで、船着場まで行って引き返す一日を避けられます。

運航ダイヤ・運賃・運航状況は変わることがあります。公表内容に変更があり次第、本記事の数値を更新します。

あわせて読みたい
ソウルの地下鉄、交通カードなら1,550ウォンから|1回用は100ウォン高く、保証金500ウォンは降りたあとに返ってきます
ソウルのバス、朝6時30分より前に最初に乗ると基本運賃が20%引きです|乗り換え無料は降車から30分以内
シルバーウィークに韓国旅行するなら帰国は9月23日までが正解|2026年は翌日から秋夕の連休が始まる

次の一歩を始めませんか?
乗る日の朝に、運航のお知らせを一度だけ開くところから。
くらしとお金ラボ

コメント

📔 韓国の「いま」を、日程に落とし込む

公式ソースで裏取りした現地情報を、3泊4日の日程表・予算表・出発前チェックリストにまとめた合本をnoteで公開しています。

▶ 2026年夏、ソウル3泊4日の完全設計(1,200円)

単発でも読めます:漢江の夜間プール釜山のコンビニ(各300円)/無料記事

このブログの人気の投稿

仁川空港の混み具合は、公式が2日前から時間帯別に出しています|1時間に5,500人を超えるとRED、ソウル駅で先に預けるなら出発3時間前が締切です

2026年のチュソク(秋夕)は9月25日、連休は9月24〜26日

インフルエンザの予防接種はいつ受ける?例年12月中旬までが目安です