家族4人の国内旅行、「1室4名」と「2室2名」を分けるのはベッドの数ではなく添い寝の条件です|東横INNは小学生以下が無料、ドーミーインは3才〜小学生が1ベッドにつき3,000円です

家族4人で国内の宿を取るとき、まず迷うのが部屋の取り方です。4人が入れる部屋を1つにするのか、2人ずつ2部屋にするのか。検索画面では前者のほうが安く見えることが多く、そこで決めてしまいがちです。
ところが公式ページを開いて数字を探すと、「1室4名なら何円、2室2名なら何円」という定員追加料金の一覧表は見つかりません。宿泊料金そのものが日々動くので、逆転する地点を一般化して書くこともできませんでした。
代わりに、固定された数字として公表されているものがあります。子どもが大人と同じベッドで寝るときの条件と料金です。東横INNとドーミーインの公式ページを取得して読み比べたところ、ここは金額まで明記されていました。東横INNは小学生以下の添い寝が無料、ドーミーインは3才から小学生までが1ベッドにつき3,000円です。部屋数はこの条件から逆算します。
1. 共通しているのは「1つのベッドに子ども1人まで」です
まず、両社に共通する制限があります。東横INNの注記は「※ 添い寝は、1つのベッドにつきお子さま1名様までとなります。」。ドーミーインの予約画面にも「※ドーミーインの添い寝は1ベッド1名までとなります。」とあり、FAQでも「但し1ベッドにお子様添い寝1名迄とさせていただきます。」と繰り返されています。
ここが部屋割りの起点です。大人2人・子ども2人の4人家族なら、ベッドが2台ある部屋に大人1人+子ども1人ずつという形なら条件に収まります。ベッド1台の部屋に子ども2人を入れる組み方は、どちらのチェーンでも成立しません。
東横INNはベッドの大きさについても書いています。「シングルルームはダブルベッドサイズ、ダブルルームはクイーンベッドサイズになっています」、ただし「一部ホテルではサイズが異なる場合がございます」という注記付きです。
2. 金額が分かれるのは「何才か」です
次に料金です。東横INNは「小学生以下のお子さまが大人と同じベッドで添い寝する場合、お子さま分の宿泊料金はかかりません。」と書いています。年齢の下限は書かれていません。
ドーミーインは全国一律だと明記したうえで、二段構えです。「0才~2才 1ベッドにつき1名の添寝 無料」「3才~小学生以下 1ベッドにつき1名の添寝 3,000円」。支払いのタイミングも「チェックインの際にお支払いくださいませ」と書かれています。
つまり小学生の子ども2人を連れて2泊すると、ドーミーインでは3,000円×2人×2泊=12,000円が宿泊料金とは別に発生する計算になります。東横INNなら同じ条件で0円です。1室4名にするか2室2名にするかを考える前に、まずこの差のほうが大きいことがあります。
そして両社とも、上の線は同じところに引いています。東横INNは「※ お子さまのみのベッド利用や中学生以上の方の添い寝は、大人と同じ扱いになります。」、ドーミーインは「中学生以上のお子様は大人1名様と同料金となります。添い寝料金では承りませんのでご了承くださいませ。」。中学生になった時点で、子ども料金という考え方が消えます。
3. 無料になるのは料金だけで、備品は別です
ここは見落としやすいところです。東横INNは「※ 添い寝のお子さまは無料ですが、タオル、枕等は付きません。」と書いています。人数分のタオルが並ぶわけではありません。一方で「添い寝のお子さまも朝食を無料でお召し上がりいただけます。」とも書かれていて、朝食は付きます。
ドーミーインは、寝具を足す場合の扱いを明記しています。「※別途お布団やベッドが必要な場合には、大人と同一料金になります。」。添い寝ではなく1人分の寝床を用意してもらうと、3,000円ではなく大人と同額になるという意味です。「当ホテルでは赤ちゃん用クリブ(ベッド)のご用意はございません」という記載もあり、東横INNにも「※ 簡易ベッドの用意はございません。」とあります。ベッドを足して4人を1室に収める、という選択肢はどちらでも取れません。
対象外がある点も両社に共通します。東横INNは「※ ホテルによってはご利用になれない部屋タイプがございます。」、ドーミーインは「※global cabinは添い寝不可になります。」、さらに「お子様のご宿泊について、施設使用料がかかる施設がございます。また、施設によってはお子様の宿泊ができない施設がございます。」と書いています。
添い寝が無料でも、朝食は年齢ごとに料金表が分かれています。3歳以上小学生以下は半額、2歳以下は無料という朝食の料金表
4. 大人1人+子どもの部屋は、大人2人の料金になります
2室に分けるとき、片方を「大人1人+子ども1人」にする組み方を考える人は多いはずです。東横INNの注記はここを名指しで書いています。「※ ツインルームを大人1名とお子さまでご利用の場合は、2名利用時のツイン料金となります。」
大人が1人でも、ツインを使う以上は2名分の料金という扱いです。つまり2室2名に分けた瞬間、4人分の宿泊料金を払う形に近づきます。1室に収めれば添い寝が無料になるチェーンでは、この差がそのまま出ます。
ドーミーインは受け入れ人数の上限を書いています。「大人お二人様用にご予約のお部屋には最大2名までのお子様がご滞在いただけます。」。大人2人・子ども2人であれば、1室で条件に収まるという読み方ができます。
5. 予約後に人数は直せません
最後に、決めたあとの話です。楽天トラベルの公式ヘルプには、はっきり書かれています。「▼人数の変更 宿泊人数の変更はできません。ページ下部の注意事項をご確認のうえ、予約のお取り直しをお願いいたします。」
泊数を増やすほうは「既に成立している予約はそのままの状態で、増泊したい日程のみを別途ご予約ください。」とされていますが、人数は取り直しです。取り直せば当然、そのときの料金と空室状況になります。人数と部屋割りは、押す前に決め切る項目だということです。
同じく楽天トラベルのANA楽パックのページには、「※一部施設では年齢に関わらず添い寝をされるお子様に施設使用料がかかる場合がございます。」という注記もあります。チェーンの共通ルールとは別に、館ごとの費用が乗ることがあるという意味です。
6. 予約前に見る順番
「4人だから2部屋」と決めてしまうと、大人1人の部屋まで2名料金になる形に入り込むことがあります。逆に「1室に収めれば安い」とも言い切れません。ベッド1台につき子ども1人という上限があるからです。先に数えるのはベッドの台数と子どもの学年で、料金はそのあとです。
人数が増えるほど荷物も増えるので、送れるかどうかも予約前に見ておきます。荷物を先に送るときは元払いにする
部屋割りが決まったら、その人数と部屋数で空室と料金を見比べられます。
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出典と確認時点
この記事は2026年8月17日時点で、東横INN公式「お子さま添い寝無料サービス」、ドーミーイン(共立メンテナンス)公式FAQ、楽天トラベル公式ヘルプ(予約内容の変更・ANA楽パックの旅行代金)を取得して整理した一般的な内容です。今回取得した公式ページには、1室4名と2室2名を比べるための定員追加料金の一覧表は見当たりませんでした。宿泊料金は日々変動するため、どちらが安くなるかの金額は本文に記載していません。アパホテルは公式サイトがHTTP 403、リッチモンドホテルズの該当ページはHTTP 404で取得できなかったため扱っていません。条件と料金は改定されます。予約時点の内容は各ホテルの公式ページでご確認ください。
要点の確認
- 両社とも1つのベッドにつき子ども1名までが添い寝の上限
- 東横INNは小学生以下の添い寝が無料、朝食も付く
- ドーミーインは0才〜2才が無料、3才〜小学生が1ベッドにつき3,000円(全施設共通)
- 両社とも中学生以上は大人と同じ扱い
- 東横INNの添い寝にはタオル・枕が付かない
- 寝具を足すとドーミーインは大人と同一料金、簡易ベッドやクリブの用意は両社ともなし
- ツインを大人1名+子どもで使うと東横INNは2名利用時の料金
- ドーミーインは大人2名用の部屋に子ども最大2名まで
- 楽天トラベルでは予約後の人数変更ができず、取り直しになる
- 定員追加料金の一覧表と、1室4名・2室2名の逆転点は確認できなかった
ベッドの台数を数えて、学年を確かめる。部屋数はそのあとで決まります。
チェーンの子ども料金は改定されます。公式ページの記載に変更が確認でき次第、本記事も見直します。
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